今回は木材の塗装について、きれいに仕上がるちょっとした工夫をお伝えします。
弊社では「杉板 塗装仕上げ」で外壁や天井をすることが多々あります。
実はこの塗装仕上げをする際、塗り方使い分けて工事をしています。
1つ目は、塗装の先行です。
工場で使う杉板を加工したのち、化粧で見える部分は全て塗装します。
後から塗装がし難い天井や、板塀を作る際にこの方法を使います。
2つ目は、実塗りです。
杉板などの無垢板は、瘦せてきても良いように「相決り」や「本実」の加工をしています。
板が痩せると隙間が出来、実が見えてきます。
その際に色のついてない実が見えると格好が悪く、後で刷毛も入らず色も付けられません。
ですのであらかじめ実だけ塗装し、板を納めてから全体を塗装します。
ただ実の塗装も、塗料がはみ出ると後で仕上げた際に重ね塗りが目立つので気を付けて塗装します。
この使い分けをすることで、塗装の仕上がりもきれいになります。
実塗りの方も、先にすべて塗装すればよいと言われることもありますが、
先に塗装すると、汚れが付いたり色が一部剥げたりと、補修や重ね塗りが必要になります。
そうなると、他の部分と色が変わることがあるので注意が必要です!!
細かい部分ですが、きちんとひと手間加え最高の仕上がりになるよう工程を立てています(^^)/
夏も終わり、秋の訪れを感じるこの頃、体調管理には気を付けましょう!!
皆さんご安全に~
PR