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瓦屋根大修繕 NO.03

新しい垂木を流しました!

鼻先の高さと長さをきちんとそろえておきます。
もちろん既存の桁から直角になるように垂木の通りも考えています。


今回の化粧垂木は地松の垂木です。
癖が強い材ですが、何とか全て予定通りの寸法に製材出来ました(^o^)/


また、鼻先の高さをそろえる時にも苦労しました(>_<)




既存の桁が捻っていたり、成が違ったりしていましたので、
全ての垂木掛けを手作業で掘っていきます。
桁を掘る寸法がすべて違うので、墨を出すのが大変でした・・・


ここまでは順調に工事が進んでいます!

垂木がきれいに並ぶだけで、ずいぶんと良くなったように見えますね~

今年も残るところあとわずか。
頑張っていきましょう!
ご安全に!

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瓦屋根大修繕 NO.02

瓦と土、トントンも含めて全て撤去した後は、垂木からのやり替えです。

片流れの南側、お庭に面する垂木のみやり替えます。



 
垂木が無いうちに横架材の補強を行います。
梁と束、束と母屋や棟木等全てかすがいを取り付けていきます。
この時屋根の妻面の壁のタチも起こします。




もちろん垂木が既存である反対の流れも潜り込みながら行います。


次は垂木を流します!
通りをみながら施工していきますので、スカッと直せればかっこよくなるでしょう(^o^)/

冷え込みがきついこの頃ですが、
暖かくしてお過ごしくださいm(__)m

皆さんご安全に!!

瓦屋根大修繕 NO.01

以前、現調の様子をブログにしました現場の工事をご報告。

瓦をめくってみると、だいぶ傷んでいます・・・



昔ながらの土葺きでしたが、だいぶ土も流れていたようです。
野地板等は無しで、トントン(杉皮)が葺いてあり、踏み抜きそうで・・・(>_<)


トントンが無いところも!!
細心の注意を払って、瓦下ろしをしていきます!





残りの瓦も下ろして、腐っている野地板や隅木、垂木の修繕をしていきます~

屋根の仕事は特に安全に!!
皆さんよろしくお願いします。

ご安全に!!

工事中のちょっと一言 NO.11

改修工事の仕上がりで、悩まされるのは塗装です(>_<)

古い木と新しい木が混在する際には
①全ての部材に色を付ける。
②新しい木のみ「古色」を塗る。
③新しい木は白木のまま残す

と大きく分けて3種類から選んでいきます。

今回は①のパターンです。



向かって右側が新しく入れた上り框です!
左の既存の框と違和感なくなじんでいます(^^♪
同じような色に見えますが、ここには一つのこだわりが~

実は古い材と新しい材とで、色を少し変えているのです!!

↓現場で調色した色見本

上のように、二色の塗料を配合の割合を変えて塗っています。

暗いめの「2:1」の色を新しい材に、「3:1」の明るい色を新しい材に。
すると、一枚目の写真のような仕上がりになりました~

古い材の方が暗く見えるのですが、塗ってる色は明るいのです!!
塗料の吸い込みムラでこう見えるので、同じ色で塗ったからと言って全て同じになる訳ではないのです(*^^)v

現場で塗装屋さんと何度も相談し一番きれいな仕上がりを目指しました!!
その分納得のいく仕上がりになり、お施主様も大喜びです♪


今年は大変な猛暑です(>_<)
皆さん熱中症対策を!ご安全に~






玄関回り改修工事 NO.05

洗い出しの仕上げが完了しました(^o^)/

仕上げは「御浜石 2分3分(6㎜~9㎜ぐらいの大きさの石)」です。


L型側溝と延べ石の間に、10㎜~20㎜のバラバラな段差がありましたので、
モルタルの刷毛引きとして、斜めに仕上げました。
これで、自転車等の乗り入れも楽になります。




改修後の外観です。
木部も色が均一にそろい、右側の漆喰も塗り替えました。
ちなみに色は、数年前に弊社で塗った2階の外壁に合わしています。

新しくきれいになった京町家。
一軒でも多くの京町家が後世に残れば良いなと思います!!

プロフィール

HN:
アラキ工務店 朋くん
性別:
男性
職業:
現場監督
自己紹介:
木に触れる仕事をしたかったのと、伝統建築の町家や古民家の改修などに興味があったので、アラキ工務店さんに入社しました。

移動中の車内ラジオが最近のお気に入り。アニソン系もよく聴きます。
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